三国戦記 近江舞子ブログ

ごっつ三国、一騎当千サーバー、三国戦記所属、アカウント近江舞子のブログですー。

劉邦の生涯最強の敵あらわる!


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冒頓単于(ボクトツゼンウ)のお話。単于匈奴の頭領の称号ですよー。
世界史Bを選択していなかった人には読むことすら不可能ですが、わりと有名な人ですー。
では、冒頓とはどんな人だったのか?
ある日、冒頓は自分の部下を集めます。
そしてこう言いました
冒頓「はい、皆さん!今から私が弓で矢を撃ち込んだ先を、 皆さんも私に続いて撃っちゃってくださーい!」
そういうと冒頓は自ら手塩にかけて育てた愛馬を野に放ち、弓矢で射ましたー。
それを見た部下達も馬を射ましたー。
冒頓「はーい!オッケーちゃんですー!」
そう言うと次に冒頓は父、頭曼単于の愛馬を勝手に持ち出し、 野に放ち弓で射ましたー。
部下もそれに続いて馬を射ましたー。
冒頓「はい!良くできましたー!」
そういうと冒頓はなんと自分の妻を野原に引き出し、 逃げ惑う妻を弓矢で射ましたー。
これには流石に躊躇して、射てなかった部下が多くいましたよー。
冒頓「はーい、今、射てなかった人ー、あなたはわが社に必要ありませーん!お疲れ様でしたー!」
そういうと冒頓は妻を射たなかった兵をその場で処刑しましたー。
むー、私は古代のユーラシア大陸に生まれなくて本当に良かったですー!
後日、冒頓は父の頭曼単于と狩りに出かけましたー。
嫌な予感は矢とともに的中!
冒頓は父を後ろから射かけましたー!
間髪射れずに冒頓の部下達も頭曼に矢の雨をお見舞いしますー。
こうして父をなきものにした冒頓は単于となりましたよー。
その後、冒頓は戦闘の度に相手総大将の頭蓋骨を取り出し、それを器に祝杯をあげるのを定番にしてましたー。
恐怖による統治、これを徹底したのが冒頓でしたよー!
劉邦が皇帝となった2年後、この冒頓が漢に対して牙を剥きますー!
劉邦「冒頓?そいつは入試に出るのか?」
配下「は!センターレベルにございます!」
劉邦「面白い、朕自らやっつけてやろう!」
戦えば必ず負けるでお馴染みの劉邦軍は冒頓にあっさり捕まります ー。
冒頓「えー、今からあなたの頭蓋骨でお酒を飲みたいと思いまーす!」
劉邦「ひええーやめてー!怖いー!!」
劉邦は泣きながら土下座して、漢は匈奴の傘下に入るという約束を させられ解放されましたー。
一生ものの屈辱を背負わされた帰り道、劉邦の脳裏に浮かんでいた人物はおそらく韓信でしょう。
韓信に頼んで仕返ししてもらおう!
ところが、劉邦長安に着くなり呂雉から韓信は謀反の罪で処刑されていたことを告げられてしまいましたー!
こうして生涯、劉邦匈奴に復讐する機会もないまま匈奴の属国の皇帝という変な立場のまま人格がみるみる歪んでいきましたー。