スパイ罪は死刑1
劉備はこの約束をなかなか果たそうとせず、3年も荊州でのんびりしていましたー。
赤壁の戦いでの配下の働きに報いるため孫権は荊州併合を焦り始めますー。
魯粛は劉備に蜀攻めを勧めた手前、孫権の焦りを敏感に感じ取っていましたー。
魯粛「、、、よし!スパイ送ろー!」
龐統はスパイにするには有名過ぎるのでバレバレですが、呉の意志を伝えるには良い人選ですねー。
実際に龐統が劉備に士官してきた時、劉備はすぐに気がつきましたよー。
劉備「あー、呉が蜀攻めを急かしてきたなー。やべー。」
とりあえず面倒なので劉備は龐統を重く用いず田舎の役人に任命しましたー。
これを見た魯粛は諸葛勤に頼み、諸葛勤の弟、諸葛亮のネジを巻きますー。
兄諸葛勤から促され諸葛亮は劉備に龐統を重く用いるよう進言しますー。
この進言を受けた劉備は遂に観念し、龐統を副軍師に任命し蜀攻めの準備を始めましたー。
蜀攻めのトータルの戦略は龐統が描きましたよー。
大まかな筋書きはこうですー。
漢中に太平道の黄巾族が大量に流入しており、五斗米道と呼ばれる宗教団体に変容していましたー。
五斗米道は入団の際に五斗(18リットル×5)のお米を納めさせたためこの様に呼ばれていましたが、実際は太平道そのものでしたよー。
この五斗米道の勢力が漢中から蜀を狙っていたため劉備が同族である蜀の劉璋を助けるという名目で蜀に入り、そのまま蜀を奪っちゃおうというなんとも卑怯な手段でしたが、まあ劉備にはお似合いの策とも言えますねー。