官渡の戦い!
袁家の袁術が曹操に滅ぼされた事により、袁家の宗族長袁紹と曹操の激突は既定路線となりました!
この情勢を見て劉備は徐州を乗っ取り、袁紹と戦う曹操の背後を突こうと考えましたー。
しかし、曹操はこれを見逃すほど甘くはなく、まず徐州を平定すべく劉備討伐軍を出しましたー。
劉備はあっさり敗北し、節操なく今度は袁紹の元に身を寄せますー。
劉備「今すぐ黄河を渡って曹操をやっつけないと後々大変なことになりやすぜ!」
この言葉を受け入れた袁紹は70万の大軍を組織し、南伐軍を出しましたー!
曹操は対袁紹の為に築城した官渡城に籠城し袁紹軍を待ち受けましたー。
こんなの無理じゃんかー!!と曹操は荀彧に泣きつき降伏すべきか尋ねましたが、荀彧にひっぱたかれて開戦を覚悟しましたー。
あっという間に70万人に取り囲まれた官渡城でしたが、曹操軍は袁紹軍の隙を突き、効果的に攻撃することで少しづつ袁紹軍の被害はかさんで行きましたー。
しかし、囲まれて補給を断たれた状態で籠城している官渡城の曹操軍は少しづつ飢えて行くのでしたー。
兵力は1/10、食料不足、本拠地の危機、これらが重なり、曹操はまたもや泣き言の手紙を荀彧に送ります。
しかしまたもや一蹴されるのでしたー。
荀彧「ここで退いたら2度と袁紹には勝てんよ」
曹操の住む中原との間にこの黄河があったため袁紹の南進を阻んでこられましたが、仮に官渡城を取られ、袁紹に黄河南部に拠点を持たれてしまうと曹操は一気にピンチに陥りますー。
荀彧に励まされ、曹操は官渡城でもうひと踏ん張りすることにしましたー。
やがて袁紹軍もほころび始めますー。
コツコツと袁紹の補給部隊を狙い袁紹軍の食料を奪い生き長らえる曹操。
そのうち袁紹軍も70万という大軍を食べさせるだけの食料の運搬が難しくなってきましたよー。
袁紹は鳥巣という土地に食料を集め、ロジスティックスを整理することでスムーズに補給を実行する作戦を採りますー。
ここで曹操とは子供の頃からの友達だった許攸という人物が袁紹軍から寝返ってきましたよー。
袁紹への進言を受け入れられず不満を持っていたところに罪を犯した家族が田豊という人物に逮捕されたことがきっかけの寝返りでしたー。
許攸「曹操!鳥巣やで!鳥巣に袁紹軍の兵糧全部積んであるんやー!」
追い詰められていた曹操は藁にもすがる気持ちでこの許攸の言葉に全てをかけましたー!
鳥巣強襲!もうこれしかねー!
結果、袁紹軍の食料は焼き払われ、黄河の対岸で戦争を続けられなくなった袁紹軍は河北に引き上げていきましたー。
こうして袁紹の南伐をギリギリ耐え抜き、官渡の戦いに勝利した曹操は実質中華No1の座を手に入れましたが、袁紹の恐ろしさを体験してしまった曹操は袁紹が死ぬまで2度と袁紹軍とは戦わないと心に誓うのでしたー。