項羽死す!天下は劉邦の手に!
英布、彭越にまで裏切られた項羽は絶体絶命、、、というか項羽は懐王を殺害した時点で実は詰んでいましたよー。
中華の各勢力が醸し出す儒家統治への回帰の空気が読めず、儒教の禁忌、主君殺しを決行してしまえば、もはや中華に項羽の味方をする勢力はありませーん。
周の諸侯国を土台にした勢力が各個バラバラに存在しているうちは項羽は生きていられましたが、この勢力が対項羽でまとまった時が項羽の最後ですー。
酈食其は儒教の様式に乗っ取り、封建制を復活して各勢力を1つに束ねようと考えましたが、張良の反対に遇い失敗。
その後、張良は法家の学者らしく覇道で力ずくで各勢力をまとめましたー。
こうして成す術なく追い詰められた項羽は烏江で自害し31歳の生涯を閉じましたー。
丁寧に易姓革命の体裁を整えて事に当たった項梁からもう少し長い時間学ぶことが出来れば、項梁が死なずに項梁の敵討ちに囚われなければ、
カリスマ抜群の有能な人物だっただけに惜しいですねー。
ついに漢は宿敵楚を倒し、劉邦は漢の高祖を名乗り漢皇帝に即位し、劉氏の祖先となりましたよー。