決勝戦官渡の戦いに至るまで。
三国志で最も重要な戦争はこの官渡の戦いで間違いありませーん!
曹操と袁紹が覇権をかけて争った天下分け目の戦いですが、そこに至るまでの経緯は三国志の中で最もややこしいですー。
横山光輝先生もややこしすぎて1番大事な官渡の戦いをはしょるという神業を披露していますねー。
細部はいつか書きたいですが、超おおまかにいきますー!
反董卓連合軍に敗北し、董卓は長安に劉協を連れて行きましたー。
単独で追撃した曹操は董卓配下徐栄にメッキメキにやられましたよー。
董卓が勝手に選んだ皇帝劉協に追撃奪還までやる価値はないと考えた袁氏の袁紹と袁術はそれぞれ独自の中華統治案を模索しますー。
やがて董卓が呂布に殺害され、呂布は董卓配下だった李傕に長安から追い出されますー。
李傕は劉協の権威を利用し、恣意的な官職任命や勅令を連発したため、劉協の影響力は益々下がりましたー。
袁紹は漢王朝の血を引く現三公の劉虞を新皇帝に担ごうと画策し、袁術は徳を失った漢皇帝から易姓革命を以て自ら皇帝として中華を治めようと画策しますー。
徐栄にメキメキにやられた曹操は青州黄巾と呼ばれた黄巾族の残党を吸収し、力を盛り返しますー。
袁紹と袁術の戦いが始まり、諸侯はそれぞれ支持する方に付きますー。
陶謙は袁紹、曹操サイドに寝返ろうと曹操の父、曹嵩が徐州を通る際に曹嵩を厚くもてなし曹操に媚びようと考えましたが、曹嵩に持たせたたくさんの貢物に目が眩んだ陶謙配下が曹嵩を殺して逃げてしまいましたー!
曹操は超絶ぶちギレましたよー!
曹操は直ちに徐州に攻め込み、兵民の区別もなくひたすら殺しまくりましたー。
中華における曹操の悪者イメージの全てはこの大虐殺によるものですー。
徐州に大軍を向けている曹操の背後を突く者がいましたー。
袁紹陣営を裏切り呂布が同じ袁紹陣営の曹操に噛みつきましたよー。
これにより、徐州への攻撃は一時止みましたが、曹操に睨まれて絶望の徐州太守の座を陶謙は劉備に押し付けましたー。
劉備はなにも知らずに思いっきり貧乏くじを引かされましたよー。
ここで新たに劉備配下になった男がこう言いましたー。
「今徐州太守になるのは超やべーぜ!あんた、騙されてるんだよ!」
彼の名前は陳羣といいましたよー。
しかし劉備はどうしても領地が欲しかったので陳羣の意見は忘れることにしましたー。
曹操の背後を襲った呂布は結局負けて徐州太守の劉備を頼ってきましたー。
とにかくあっちにいったりこっちにいったりするこの呂布のせいで横山光輝先生が投げてしまうくらい事態はどんどん複雑化してしまうのでしたー。