三国戦記 近江舞子ブログ

ごっつ三国、一騎当千サーバー、三国戦記所属、アカウント近江舞子のブログですー。

宗族主義から実力主義へ!ヒッピーの成り上がり!


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大将軍何進の仇、十常侍を皆殺しにした袁紹は天下人にリーチをかけましたよー。

袁紹は袁家の宗族長ですー。

袁家は漢の最高官位、三公を4代輩出した名門中の名門ですー!

家柄、能力、何進の後を継ぐ正統性、全てがパーフェクトでしたー。

後は帝の身柄を抑えれば一件落着!

袁紹は血眼になって十常侍との戦いの最中、行方不明となった帝を探しましたよー。

そんな頃、洛陽にトボトボたどり着いた董卓は広野で2人の少年に出会いましたー。

邑外は山賊の領域、子供2人では危ないので董卓は子供達を馬に乗せて家まで送ってあげましたー。

この少年こそが漢の皇帝劉弁とその弟劉協でしたよー。

偶然董卓は帝と洛陽を同時に抑え、何進の正当後継者、袁紹を差し置いて天下人となりましたー!

棚ぼた的に天下人となった董卓は、それならいっちょやったるか!と超真面目に政治を始めますー。

まずは十常侍によって政治犯認定されていた囚人を全員解放し、その中から優秀な者をドンドン採用しましたー。

漢は人材を能力で採用するのではなく、徳という儒教的ポイントで採用する制度を採っており、宗法が元になっている儒教においては家柄やコネクションが重視されていましたよー。

泰平の世の中では上手く回るこのシステムも食糧不足の窮地においては対応力に欠けましたー。

元々僻地の人物である董卓は家柄に全く執着はなく、徳採用から能力採用にガンガン人材を改めましたー。

さらに、超絶デフレで崩壊しかけていた漢の経済を復旧すべく、銅銭の銅の含有量を薄め、通貨を大量発行し流通させるために公共事業を広く行う、いわゆるリフレ政策を採りましたー。

この能力採用は有力宗族の反感を買いますー。

「あいつより俺の方が家柄が良いのになぜあいつが俺より偉い官職についているんだー!」

ということですねー。

そしてこのリフレ政策はせっせと財産を貯めてきた有力者の反感を買いましたー。

「必死で溜め込んだ俺の財産を目減りさせやがってー!」

こうして董卓は中華の既得権益者に嫌われてしまうのでしたー。